目標
電子工業科では、電気の基礎・基本から学習し、電気・通信・情報の各分野で
活躍する技術者の育成を目指しています。
「電気・電子」に関する基本的な学習から始め、実習を通し、
学習したことを自分の手で一歩一歩確かめられる 工業高校の良さを発揮できるのが電子工業科です。
学習内容
電子工業科では、普通の教科に加え専門的な教科を学習します。
一年では電機基礎や情報技術基礎、工業技術基礎といった基礎的な学習をします。
二年では二つのコースに分かれ、それぞれ違う授業を展開していきます。
また、工業技術基礎が実習に変わり、より深く専門的なことを学んでいきます。
三年は自分の進路に向けて今まで身に付けた知識や技術を磨き、自分で考えて学習していきます。
コース選択
二年で分かれるコースには、「制御・マイコンコ一ス」と「通信・ネットワークコース」があります。
▼制御・マイコンコース
制御・マイコンコースでは回路・プログラミングの両面からマイコン技術の基本を学びます。
家電製品・車など、身近にあるものの多くは内部に小型のコンピュータ(マイコン)が組み込まれています。
このマイコンを中心に、電気・電子回路からモータ等のコントロールの
のための制御プログラムにいたる最新技術の学習を行います。
▼通信・ネットワークコース
通信・ネットワークコースではインターネット、デジタル放送等を中心に通信方式の基本を学びます。
コンピュータの接続方法や、設定の仕方といった利用者側の知識だけではなく、「どうして繋がるのか」、
「電波とは」といった技術者として必要な通信方式そのものの学習を行います。
※コース選択について
電気の技術者として必要な基礎的内容については共通に学んでいきますが、多くの専門科目は
コースに分かれます。コースに分かれた後は卒業までコースの変更はできません。
後悔しないように、一年間をかけて自分自身の適正を知り、将来の進路先を決定していきましょう。